四龍島シリーズキャラ表



朱龍市(チューロンし)…四龍島南の街。芸事が栄える華やかな女の街。木材の商いを中心として成り立つ。



朱龍屋敷(チューロンやしき)…朱龍市の主が住まい、政務を行うところ。「美姫八百」と謳われる。
夏燐(シアリン)

当代『朱龍』。色好みで(笑)華やかな美貌を誇る女性。
伯母玉蘭(ユイラン)の跡を次いで、『龍』となったので、飛の母方の従姉ということになる。
屋敷うちに閉じ込められるように隠され、街のことに殆ど関わらない名ばかりの主であることに、
窮屈さと苛立ちを感じていたところに、飛に図星を指された(苦笑)。
それが切っ掛けとなって、飛、引いては白龍に、激しい反発心を抱き、
月亮の誘いに乗って、白龍攻めを決行しようとするが、樹林房に阻まれ、強く諌められる。
我儘で利かん気の子供のようなところがあるが、島の騒動を経て、
それまでの慣習を脱し、少しずつ主として街のことに積極的に取り組むように。
実は、飛に少なからず好意を抱いていたらしい(笑)。

<初出>
13作目『龍は飢える』
三夫人(サンフーレン)

←名前ではない(笑)。朱龍屋敷古参の身内の老婆三人の呼び名。
姉妹か?主に代わり、街の政務の殆どを中心になってこなしていたらしい。
先代『朱龍』であった玉蘭の悲恋と白龍へ嫁した経緯について良く知る。
今尚、好奇心旺盛(つまりはミーハー/笑)で、お茶目な三ババ(笑)。

<初出>
13作目『龍は飢える』
樹林房(シュリンファン)…質のいい木を商う朱龍一の木材商。
松妙(ソンミャオ)

樹林房主人。大龍(ターロン)と母子のように親交が深く、その死に伴って商いを退き隠居していた。
しかし、飛の人柄に惚れ込み、その求めに応じて、再び商いを再開する。
歳を経た大樹のような落ち着きと安心感を人に与える老婆。
飛親衛隊朱龍支部長(笑)。

<初出>
6作目『龍は縛める』
桃(タオ)

飛が樹林房への使いの途中、縁あって知り合った戯苑(シイユァン)育ちの少年。
実は樹林房身内の子供だった。
現在は男だてらに樹林房店里(ティエンリー)を継ぐべく、勉強中。
戯苑では花旦(ホワタン:女形の役者)だったので、女装が得意(笑)。
出会ったときから親身に接してくれた飛を慕う。飛親衛隊朱龍支部副長(笑)。

<初出>
6作目『龍は縛める』
梁(リャン)

これまた飛が樹林房への使いの途中、かどわかされぬよう女衣装を纏った
(注:朱龍では美男の一人歩きは危険とされる/笑)飛を女と間違えてナンパしたつわもの(笑)。
そのときは悪徳材木商、材財房主人の男妾であったため、飛と敵対するが、後に樹林房の用心棒となる。
もともと飛が好みのタイプだったらしく、以後も隙を突いて飛を口説いては失敗を重ねるめげない男(笑)。
色気のあるつくりの顔立ちの美男。世に擦れたような雰囲気があるが、実は根は良い男のようだ。

<初出>
6作目『龍は縛める』
材財房(ツァイツァイファン)…樹林房が商いを退いた後、俄かに勢いを得た悪徳材木商。
材財房主人(ツァイツァイファンしゅじん)

文字通り、悪徳材木商の女主。太ったキツネ目のこれまた典型的な小悪党。
密かに『青龍』と結び、質が良くて安値の樹林房の材木を、粗悪な材財房の材木とすり替え、青龍に横流しをしていた。
梁の拾ってきた飛の美貌に目を付け、騙して、人買いに売ろうともしていた。
材木の流れに不審を抱き、単独捜査に乗り出した桃の母親でもあった樹林房の身内をも殺させるという酷いこともするが、
詮索好きな性格が災いして、彼女本人もまた、『青龍』に口封じに殺されてしまう。

<初出>
6作目『龍は縛める』
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