伍家(ウーけ)…四龍島を含めた本土の一部を所有する領主の一族。様々な理由により、四龍島の自治を表向きは認めている。
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天鳳(ティエンフォン)
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伍家の当代当主。贅沢に慣れ親しみ、それ故の鷹揚さを感じさせる三十代半ばの美男(であるらしい/笑)。
本家ではなく、紅海に近い賓荘(ピンチュアン)清鳳庁(チンフォンティン)に住まう。
手出しを禁じられていた四龍島の掌握を目論み、船団を組んで島を襲わせる。
更に、天狼を雇い、黒龍毛家当主を抱き込み、『青龍』も誑かしたりと、策は万全だった筈だが、
白龍の港に送り込んだ船団がまさかの敗退。
更に、飛を筆頭とした各市の『龍』もしくは『龍』の名代に、清鳳庁まで殴りこまれ(笑)、
結局しぶしぶながらも四龍島から手を引く。
…どうも、本家にいる先代当主には逆らえないよう?(苦笑)
<初出>
17作目『龍は濡れ濡つ』
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天狼(ティエンラン)
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翼人(イーレン)亡き後に、楽海(ユエハイ)に雇われた青龍(チンロン)の刺客。翼人の弟子だが、腕は師よりも上(本人談)。
真偽の程は定かではないが、一度も弱みを見せることなく、最期まで師よりもしぶとく冷酷に振舞い続けた。
また、師とは違い、一応美形であるらしい(笑)。
9作目『波濤を呼ぶ』で、飛の出生の秘密を知る玲泉(リンチュアン)を道連れに、崖下の海に沈むが生還。
今度は、四龍島の本格的な掌握を狙う本土の伍家(ウーけ)主人に雇われ、
白龍市を陥れようとするが、26作目『恋い恋う』でついに飛から引導を渡される。
<初出>
3作目『龍は誘う』
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外人居留区(がいじんきょりゅうく)…髪と瞳の色が違う西洋系(?)の外国人が在住を許された区画。
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王老人(ワンラオレン)
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かつては花路の頭で、大龍、マクシミリアンと二代の『龍』の養育係を務めた。
現在も外人居留区内の大龍(ターロン)が買い取った館を守り続ける厳格だが、頼りがいのある老人。
飛とマクシミリアンが本土に乗り込んだ際は、館の者を従え、見張りを蹴散らしながら、共に清鳳庁へと攻め上った。
口にはしないが、問題行動の多い(苦笑)マクシミリアンをそれでも『龍』の器と確信し、
また、飛とマクシミリアンの一通りでない絆にも気付いている様子。
<初出>
17作目『龍は濡れ濡つ』
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